♡レビュー ヴァンクリーフアンドアーペル
https://www.vancleefarpels.com/jp/ja/FRAGRANCES/collection-extraordinaire.html
ヴァンクリーフアンドアーペルの香水シリーズ、大好きなんです。冷静に語れないくらいですが、なるべく客観的に。
まず、トップノート・ミドルノート・ラストノート香りの変化がほとんどないこと。(香水ってともするとトップノートはだいたいシトラスで、ラストノートはだいたいバニラみたいなところありますよね…。)
香り立ちがとても上品なこと。肌に吸い込まれるような香りです。自分の肌がとってもいい匂いになります。
rose velore
→クラシカルなローズの香り。肌になじむのか、嗅げば嗅ぐほど逃げて行くような香り方。ドライなローズ、ちょっとバニラ、ちょっとソープ(ムスク？)、ちょっと煙たい。
ローズはディプティックのオーローズが好きなのですが、これはこれで好きかも…。オーローズは半分はローズの落ち着きと、もう半分はライチのフレッシュみがあってそれが好きなのだけど、ノスタルジックな気分の時はこっちもいいかも。
オーキデ バニーユ
→バニラビーンズの香り。バニラのフレグランスってラムとの組み合わせが多い印象だし、香水そのもののアルコール臭が立つものもあって、グルマンなバニラは避けてきた下戸なわたしです。これは、アルコール感がほぼない、製菓でつかうようなバニラビーンズ香り。カスタードクリームやアイスクリームとも違って、もっとあっさりしていて、お腹いっぱいでもつけられるバニラ。
わたしはモンゲランでグルマンでないバニラに目覚めたのですが、あれはバニラ以外の要素もあるし(マスキュリンな感じ)、、、これはバニラだけ。公式サイトにはフルーティなトップノート、とありますが、わたしの肌の上ではバニラしか感じられません。よきです。
ガーデニアペタル
→くちなしの香りそのものです。ちょっとシトラスがとかちょっとムスクが、とか全然ない。ひれ伏しました。。。ブーケではなくて街路樹や庭木のくちなしそのものです。トップノートミドルノートの変化はなく、ずっとくちなしの香りです。
ただ、ほんとうにガーデニアの木の香りなので生活の中でつけて行く場面が難しくて。寝るときもちがうし、オフィスもちがうし、アウトドアもちがうし。図書館とかミュージアムとかならあるいは。こんな素晴らしいフレグランスを前にして「生活の中でどう使う」みたいな話してるの恥ずかしい。
例えば、ナポレオンの戴冠のオリジナル(でかい)をくれると言われても「どうしよ」ってなると思うんです。寝室に掛けるわけにも、リビングに掛けるわけにもいかないし。彼の居場所はルーブルしかないですよって思うと思うんです。
今は主に、お風呂の前につけて、お風呂の中で楽しんでいます。お湯で流れた後の残り香も最高。幸福なお洗濯物みたいな香りです。
カリフォルニアレヴェリー
→ジャスミン。ガーデニアペタルと同じく、ジャスミンの香りだけしかしない。(わたしにはハゴロモジャスミンがいちばん身近なので)庭木のハゴロモジャスミンから土や葉の生々しさを除いて、きれいなところだけにしていただいた感じです。ただただ美しい…。
ガーデニアペタルより香り立ち弱め(あるいは肌によくなじむ)。持続性も弱めで2時間くらいで肌に吸い込まれていきます。そしてその後の肌がとってもいい匂い。
ガーデニアペタルは「どこにつけて行こう」とか困惑してしまうくらいきれいな香りですが、カリフォルニアレヴェリーは「今日はレディになりたい気分」の日には使っちゃえる香りです。ガーデニアペタルより透明度高いというか、ややフルーティかもしれません。
ボワ ディリス
→トップノートの「何か甘い香り。バニラ？」が一瞬駆けていったあと、香りが消えた！？みたいになって。肌に吸い込まれていきました…残り香はとても品の良いほのバニラ。もう一度ためしてみます。
コローニュ ノワール
→ウッディ。仕立ての良いお召し物。ツヤツヤの飴色家具。お寺感はないです。お客さんのいない静かなブティックを歩く時の香り。香り立ちもとてもお上品で、ワンプッシュだと、鼻を近づけないと分からないくらいだと思います。ウッディな香りが欲しい時に、気負わず使える香りです。かといって平凡なわけではなく、とても洗練されていて、何か１つの香りが突出するわけではなく。今日はワーキングデイですが、こちらをつけました。仕事にウッディノートをつけて行くの初めてです。
追記:
好きすぎて、海外通販してしまいました。しかも転送サービス使うの初めて！
税関で没収されたらどうしよう泣。それ以前に、紛失するかも！でも、どこにもないはずが、謎にin stock。買える最後のチャンスな気がして、えいやっと買いました。楽しみです。着いたらこの先ず−っと使お。
